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R・グレーダーマン作曲の「渚のアデリーヌ」
この曲の思い出は、国分君から始まります
彼はこの曲が弾きたくて、中3の時にピアノのレッスンを始めたのでした。
それまでグレーダーマンを意識した事が無かった私ですが、レッスンを機にこの曲が大好きになりました
その後、何度となく『二台のピアノ』の為の曲に編曲をし、発表会で弾かせました。
最初は、良太郎君と私で。
次は、大輔君と怜君で。
その次は、伸君と聡君で。
と、、お気付きでしょうか・・・・・全て中学生の男子ばかり
中3だった国分君が熱中した曲だから中学生に、というのではないのですが、この曲は何故か男子が演奏すると素敵なんです(って、私の個人的好みです)
さて、、、、、その「渚のアデリーヌ」
今年の発表会用に『二台8手』に編曲してみました。
演奏するのは増子姉妹と吉田兄弟です
私の個人的好みから主メロディーは男子・吉田兄弟の兄。
主伴奏は女子・増子姉妹の姉。
そこに準旋律の弟と準伴奏の妹が加わる、という編曲にしてみました。
二台4手も良いものでしたが、8手になると大音量・大迫力!
中3の国分君が弾いていたロマンチックな「渚のアデリーヌ」が、今年は『二台8手』の迫力のある曲に。。。。
こういう流れというか歴史、変化、繋がり、、そんなものって良いなぁ~と思いながらレッスンしています
ブルグミュラー作曲の『大雷雨』を、真衣ちゃんが発表会で弾きます。
この曲は、私に男の子のピアノ指導の面白さを教えてくれた曲です
もう何年も何年も前の事になりますが。。。。
大学を卒業した春、八郎君という小6の子との出会いがありました。
短大で女子学生相手にピアノ指導をする新米教師の私は、男の子にピアノを教えた経験はありませんでした
ドキドキしながらのレッスンでした
幼少からピアノを学び何でもキチンと弾く彼に、今まで弾いた事が無いような曲を発表会で弾かせてみたいと思うようになり、、、新米教師の私は「男の子だから」という理由だけで『大雷雨』を選曲したのでした。
この曲はブルグミュラーの「18の練習曲」の中の1曲です。
「25の練習曲」の方は子供のピアノ練習曲として大変よく知られていますが、「18の練習曲」は技術的にも内容的に難しく、その頃に出版された曲集でした。
『大雷雨』・・・・文字通り、大きな雷と雨の曲です。
左のオクターブで雷を表現し、右手で雨を表現します。
その様は、まるで夕立ちかスコール
男の子の持つ発想や表現の自由さ、
曲の面白さを理解した後の熱中の凄さ(女の子は足元にも及ばない)
それをこの曲と八郎君から学ばさせて貰いました。
男の子のピアノは面白い
発表会のプログラムを目にした卒業生達に「先生って、ブルグミュラーの18が好きですよね」とよく言われますが、、、
今でも私は、この18曲全曲大好きです
最近、ミュージカルに目覚めようかと、楽譜を集めています
ミュージカルを観ることじゃなくて、そこで使われてる曲
友達と話していて、私はミュージカルに疎いことが分かり、ちょっと奮起気味なのです
友達の結婚式の余興などでもミュージカルの曲を使うことが多いし、
もしかして知らないじゃ済まされないのかしらと焦ってみているのです
とは言え、少し前に買ったミュージカル・イン・デュオという楽譜に入っていた、
キャッツのメモリー
ニューヨーク・ニューヨーク
サン・アンド・ムーン
コーラスラインのワン
シャル・ウィ・ダンス
サークル・オブ・ライフ
ちゃんと全曲を通して知ってるのはメモリーくらい、、それもキャッツはかろうじて観たことがあるからという駄目駄目ぶりです
デュオが好き
と言ってるからにはミュージカルにも手をのばさなければと思うも、ムズカシイっす
デュオと言っても、毎年の発表会を考えるとクラシック曲の方が人気があるように感じますが、
ミュージカルとかポピュラー曲って、
合わせ甲斐があってデュオの醍醐味!って感じが、個人的にはしています
とはいえ、クラシックはクラシックの良さがあるので、何とも言えませんが
ブログに、淳子先生がカラオケの事を書いていましたが。。。
苦手ですねぇ~私も
それなりに歌える曲はあります
『銀座の恋の物語』という曲です。
この曲が好きというのではなく、楽譜を買って練習したから歌えるというものです。
音楽(ピアノ)の先生というものは、カラオケ上手と思われるようで
若い頃、「デュエットで歌いましょう」と言われマイクを持たされる機会が多くありました。
デュエット? なんじゃいソレ?
大学時代にカラオケで歌った事も、また、職場(短大音楽科)でカラオケで歌うという機会も無く、いわばカラオケ皆無世界で生きていたような私でした。
それなのに何故かマイクを渡される
これは、練習するしかない!!
それも、一番歌われているデュエットの曲を!
その当時の一番歌われるデュエット曲が、この曲でした。
それで、楽譜を購入し練習した、という訳です。
私は、まずは楽譜ありきのタイプなので、歌詞しか記されていないものを見て歌うという事が苦手です
音符をくれ~、、と叫びたくなってしまいます。
さて、
最近カラオケに行く機会があり、驚きました
合唱曲もあるのですね
「懐かしい~!」と感激しながら、高校・大学時代に歌った合唱曲『山のいぶき』を熱唱してしまいました
って、カラオケボックスでマイクを握りしめ合唱曲を熱唱するのって、どうなんだろう・・・・・変でしょうねやっぱり
今日は牧子先生と、郡山二中のベートーヴェン交響曲第9第4楽章を聴きに文化センターへ行きました。
全生徒によるオケと合唱は素晴らしい演奏でした。
それにしても、部活で音楽部に入っていない生徒達までもがあれ程の演奏をするとは、凄い二中。
素敵な学校ですね。
ほんとうに音楽っていいなぁと感じさせる演奏でした。
今月は、国立音大のオペラ公演も観に行きました。
オペラでは、モーツアルトの音楽性に改めて感激でした。
モーツアルトの頭の中って凄いことになってるんですよね。
オケ、二重唱、三重唱見事にマッチしていてとても綺麗。
努力もあるだろうけど、やっぱり天才なんだろうなと思います。
天才モーツアルトと、苦悩に満ちたベートーヴェン。
モーツアルトの音楽には幸せになるような明るさをもらい、ベートーヴェンの音楽には人として共感出来る様な何かがあってなぜか涙が出てしまいます。
今年の秋は良い音楽に触れることが出来、幸せな気分です。