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淳子先生の「お正月、和服で過そうかな」の一言に
急遽、実家の母を交えての『母娘三代着付けの会

私が嫁ぐ時に作って貰った着物を次々と淳子先生に着せてみました。
懐かしいなぁ~

着物って不思議なものですね。
こうして代々受け継ぎながら着る事が出来て、その時々の思い出までも伝える事が出来る。

「この着物はね、あなたのお宮詣りの時に着たの。あ、これは七五三の時に着たんだっけ・・・・ホラ見て!」とついアルバムまで引っ張り出し、その時々の写真を見せてしまう私なのでした

そして、
嫁ぐ私に何枚もの着物を用意してくれた両親の想いをあらためて知った気がしました。時を経て、娘を嫁がせたからこそ解る親の愛でした

「有難う」と母に言ってみました。
「おばあちゃんが嬉しそうに呉服屋さんで見立ててくれたっけね」と母。
そうでした・・私の結婚を喜んだ母方の祖母が見立ててくれた和服ばかりでした。

来春、淳子先生は友人の結婚披露宴で、3歳だった彼女の手を引いて宮詣りした時に私が着た着物を着るそうです。そして、母が父との結婚式で身に付けた帯を使用するそうで・・・・祖母・母・私・娘、女四代の想いを繋いでくれる着物たち。

和服の持つ重みを感じたひとときでした。

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