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ピアノの弦が切れました。
一昨日、淳子先生が美沙ちゃんのレッスンをしている時の事でした。
美沙ちゃんは「すみません」と恐縮していたそうで。

その時の様子を話す淳子先生も、聞く私も何だか笑顔に
嬉しかったのです
美沙ちゃんのピアノが弦を切る程になったのか、と

初心者のピアノで弦が切れる事は無く、専門的な大曲が弾けるようにならなければ弦は切れません(ピアノ自体に問題がある場合は別ですが)
今、美沙ちゃんが弾いている曲はドビュッシーの「プレリュード」。
グリッサンドが頻繁に出てくるとてもダイナミックな曲で、よくピアノコンサートで演奏される曲です。
この曲を上手に弾く能力があったからこそ、弦が切れたのです。
指導者にとって、こういう時の「弦の切れ」は嬉しいものです
だから美沙ちゃん、弦を切った事を申し訳無いなんて思わないでね。

普通の家庭のピアノの弦が切れる事は稀ですが、音大受験生や音大生の家庭のピアノの弦はよく切れます。弾く頻度とか内容とか、そういうものが違うからなのでしょうね。

かつて、短大音楽科でピアノ指導をしていた頃のこと、
試験の最中に弦が切れてしまった事がありました。
試験は一時中断となり、調律師に大慌てで電話です
グランドピアノなんてどの部屋にもあるのだから、中断などせずに別室のピアノで試験を続ければ良いじゃないか、と思われがちですが、、、、実技試験は公正に行わなければならないものなのです。

部屋が変われば音響が変化してしまう、ピアノが変わればタッチが変化してしまう・・・同一条件の中で演奏したものに点数を付けるのが実技試験なんです。

この時のグランドピアノは試験前日に調律をしたのですが、音大生達が数十人続けざまに専門的な曲を演奏すると、ピアノもこんなふうに悲鳴を上げてしまう事があるものなのです。

我が家のピアノも、それぞれ生徒達が専門的な曲を弾くようになり、悲鳴をあげていたのかもしれません。。。だとしたら、嬉しいな

弦が切れた事に嬉しさを感じたのは、初めての経験でした

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