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今だに母が口にする 私の最悪リピート。。。
私が中学か高校の時のピアノ発表会でグルグル回り(リピート)をしてしまい、娘のその演奏にいたたまれなくなった母は、音が聴こえないトイレに逃げ込んだそうな
もう大丈夫かしらと会場に戻ってみたら、私のグルグル演奏はまだ続いていたそうで
私はすっかり忘れてしまっている出来事なのですが
私は、演奏をしていて2つの司令塔があるように感じる時があります。
たとえば、(次の和音、なんだっけ?)と一瞬思った時、その答えを判断する前に、指が勝手に和音をつかみ、勝手に独自に動き(え?、何?どこを弾いているの私?)とパニックが始まる。
指の司令塔の命じるままに動いている指、それが一体どこをどう弾いているのか脳の司令塔には分からず、理解しようと懸命になる。
そして、二つの司令塔が完璧に一つのものとなるまで、私は何か(出口かな・・)を探しグルグルと弾き続ける事になる。。。
私の場合のリピートは、こんな感じのような気がします・・・
二つの司令塔が一致している時の演奏は、満足感・充実感で楽しいものですが、そうじゃない時はハラハラ・ドキドキ、恐ろしいものです。
どのような恐怖かと申しますと、
う~ん、、、、
全く乗りたくない怖いジェットコースターに乗っている感じかな
先週末の美奈子先生の発表会の楽屋で。。。
「演奏の面白い失敗談を集めたネットのページに、1小節を32回繰り返して弾いてしまった、というのがあったんですよ」と美枝先生。
「えっっ~! 32回も」と驚き、
「アハハハ」と大笑いし、
「わかるなぁソレ」としみじみ。
「他人事ではないですよね」と美枝先生も。
その通りです・・・他人事では決してない話です。
人前でピアノを弾いた事がない人には理解が出来ないかもしれませんが、ピアノ演奏は“間違えずに弾く”とか“上手に弾く”という事とは比較にならない程にこの事との戦いです。
どうしてなのでしょうねぇ、あれ程毎日毎日練習するのに
「飛び出した脳みそ」とも言われる人間の指は、鍛えれば鍛える程に独自の動きをしてしまうのかもしれません
さて、前記の32回リピートの話に戻りますが、
美枝先生の話では、すっかり自信を無くしたこの32回リピートの子に 先生(指導者)は「32回も1小節だけを繰り返して弾けるのも才能だ」と言ったのだそうです。
う~ん、なんて素晴らしい先生(指導者)なのでしょう
本当にその通りです、間違いなくそれも才能です
私もこういう指導者にならなくちゃ・・・・・でも、でもでも、
私の場合、32回が限界かも
40回も50回も1小節だけをリピートされたら、(この子、もしかして馬鹿なのでは)と不信感を抱いてしまいそうな、、、「さ、才能だよ。き、き、きっと」と引きつった笑顔を見せるのが精いっぱいのような、、、、気がします
美奈子先生の発表会で演奏させて頂いてきました
夏に弾いた「喜びの島」を演奏しました
1度ピークを過ぎた曲をもう1度1から練習して人前に出すのは大変なことで、
本番では、ちょっと途中、気が動転してしまい、
バンビちゃんになってしまいました
バンビちゃん、自分では密かに浸透させてるハズなんだけど・・・
音大の友達とだったか、この教室関係でだったか、どちらでだったか曖昧なんだけど、
本番中、あまりに緊張したり、アクシデントが起こると、
指よりも足が!ペダルを踏む足が!それはそれはホント~にガクガク震えるという話になりました
その状態が何に似てるかって、
生まれたての子牛or子馬 笑
分かってもらえるかな、、あの立てそうで立てないみたいなあの感じのことです。
ホント~にあんな感じになってしまうの ドレスで隠れて、隠して!?いるけれど。
牛よりも馬よりも、なんか可愛らしい小鹿ちゃんから取って、
その状態をバンビちゃんとか言ってしまっている始末
そんなこと考えたりするくらいなのでその時もきっと本番前のナチュラルハイな時だったのだと思われます。
久しぶりにバンビちゃんを体験してしまって、来年の夏の発表会のソロの曲選びが、なんだか消極的になってしまいそう。。