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レッスン時に、発表会の写真を渡しています
生徒達は一瞬、クリスマスの翌朝にプレゼントを見た時のような表情をします。
全体写真1枚と演奏している写真が2枚、演奏直後の姿や楽屋でのスナップ写真が数枚。
写真を手渡す時に、それらの写真をピアノの譜面台に並べて本人と一緒に見ながら「上手に弾けたよねぇ~」と私が言うと、ほとんどの子が「え~、そうですかぁ」と言います・・・・でも、その表情からは何かをやり遂げた「自信」のようなものが見て取れます
さて、今年の演奏写真の右下に、演奏曲名が記されてあるのに気付かれたでしょうか?毎年撮影を頼んでいる石田さんが入れて下さいました
発表会では、沢山の人が私達を支えてくれています。
写真屋さんもその一人です
「何分何秒」という正確な演奏時間の一覧表を事前に渡している事もあり、石田さんは演奏時間を把握した上でシャッターチャンスを狙って撮って下さっています。
また、2台のピアノでの演奏の時には、それぞれのピアノで弾いている生徒の表情が写るよう、違う角度から2ポーズ撮って下さっています
ピアノを弾く者にとって、演奏写真は「ピアノ歴」とも言うべき大切なものだと思います。何歳の時にどんな曲を演奏したのか、後々写真を見ただけでその時の記憶が甦ります
録音は・・・私事ですが、私は自分の演奏の録音は殆ど聴きません
「えっ、」
「うっ、」
「うわっ、」
「あはっ、」
という気分に陥るからです
その点、写真は良いです。
美しい演奏ポーズで静止している為に(あらぁ、私っていつもこんなに美しい姿で弾いているのかしらぁ)と自己満足させてくれるし、音が聴こえないからこそ(そうよ、この時は満足に弾けたのよね
)と、ミスった箇所さえ上手く弾けた気分にさせてくれます
それで良い、と私は思っています。
完璧に弾ける事など滅多にないものなのです。
だから、あそこがああだった と落ち込むよりは、いっぱいの自己満足に包まれながらピアノ演奏を楽しんで欲しいのです。
生徒の皆さん! 写真は大切な自分の歴史ですよ!
人に写真を見せる時は「ドキドキしたけれど、上手く弾けたと思う」って胸をはって見せて欲しいなって、先生は思っています