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「おさらい会」で、翔太郎君と智君が『ねこふんじゃった』の連弾をしました。

簡単そうに見えて難しい連弾です。
二人が完璧に『ねこふんじゃった』全曲を弾けないと(理解出来ないと)連弾にはならない編曲になっています、、、、、が、苦労無くレッスンで出来てしまった二人でした。

「二人だけのオリジナル曲に仕上げちゃおうか!」と私が提案すると、
「どんな風に?」とワクワク気味の表情
「う~ん、リズムかなぁ。リズムを変えてみるっていうのはどうかな?」
「うんっ!」
「でもね、先生がリズムを変えるんじゃないよ。自分達で考えるの。自分達で作らないとオリジナル曲にはならないんだよ。」
「解った!」

翌週のレッスンでは、それぞれが考えて来たリズムを披露してくれました。

そして、オリジナル曲が仕上がってきた頃の事、
「こういうのも入れたい」と、弾く真似を。。。
「ああ、グリッサンドね。カッコ良いと思うよ。入れてみようか
と、そこまでは理想的に進んでいた『ねこふんじゃったオリジナル』でしたが、
「チャルメラのメロディも入れたい!」と。
(チャルメラですかぁ~・・・変だよソレは)と内心焦る私をよそに、
二人はそれぞれに「チャルメラ」のメロディーを弾き始め、
何やら大満足そうな表情
「い、いいかも、、しれないねぇ」と答えるしかない私でした。

『グリッサンド付きねこふんじゃった』の終了が「チャルメラのメロディー」という何とも言えない二人のオリジナル曲でしたが、、、いやぁ~、オリジナルというものには不思議な魅力が存在するものですね。「おさらい会」での二人の演奏は面白くて良い演奏でした。
「あのチャルメラは、先生の趣味なんですか?」なんて誰かに質問されたらどうしようと内心ヒヤヒヤしていた事が恥ずかしい程に

そして何よりも、弾き終わった直後の二人の表情が良かった。
演奏する楽しさと自信を身に付けた頼もしい笑顔でした

小学生の時に「ねこふんじゃった」の連弾をオリジナルバージョンで演奏した事を、大人になっても二人には覚えていて欲しいな

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