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ピアノは10本の指で弾くものですが、
この10本の指というものが実に「曲者(くせもの)」なんです
長さも太さも形も重量も、全く違っている
その違っている10本の指で、全く同じ音色を出す
それが、ピアノなんですよね
それはそれは大変です
それぞれの指に自覚を持たせ、独立させて、
どの高さから、どの力とタッチで鍵盤を押せば10本の指の音色が均等のものになるか・・・それはレッスンと努力と経験でしか解り得ないものです。
レッスンの中で、一本ずつ形を直し、動きを見つめ、成長を見守り続けた生徒達それぞれの指
もしも『この指は誰でしょうクイズ』というものでもあれば、
「優勝しちゃうな私」とずっと思っておりました。
ところが
年末に、このピアノ教室の歴代講師の教え子達との忘年会で、
乾杯!の「手」だけの写真を撮り、
WHAT`S NEWにその写真がupされたのを見た時に、
えっ、これが小百合先生の手?、里佳先生ってこういう手だったっけ?、美奈子先生の手かな?・・・
初めて見る手のようでした。
ピアノ指導をしている自信と経験が、今の彼女達の「手」を形作っているのでしょうね。頼もしかったです
そしてまた、
「へぇ~、こういうふうにグラスを持つんだぁ」と、
ピアノを弾く以外の彼女達の指をこんなに見つめたのは初めてで、不思議な新鮮さを感じてしまいました
ちなみに、淳子先生の手はすぐに解りました。
というのも、「淳子先生の婚約指輪を撮ろう」という事から撮った写真だったものですから・・・
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