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最近レッスンをしていて思うこと
生徒のみんなに弾かせたいなと思う曲が、実はあんまり自分で弾けない曲だったりします
ちゃんと教えられるように、一応陰ながら練習に励んでいます・・
というのも、「有名な曲」といわれるものをあまりきちんと弾かずにきてしまったんだよね
エリーゼのためにも、トルコマーチも、小犬のワルツも、月光も、きちんとレッスンを受けた事がないし、発表会で弾いたこともありません^^;
特に、今教えている生徒は中高生なので、エリーゼのためにはみんなもう卒業していて教える機会がないので、たぶん通して弾けないとオモウ^o^;
有名な曲を弾く事があんまり好きじゃありませんでした。
有名な曲は、その時弾かなくてものちのち弾く機会があるかな、とか、もうちょっと上手になればレッスンを受けなくても自分で弾けちゃうかな
なんてちゃっかり思って、恋い焦がれるコトはあんまりありませんでした。
小さい頃から、家にいるとレッスンの音が聞こえていたので、高校生などが弾いてる聞いたことがない曲を
「なんて曲だろう」
とは思って聞いていたので、今だに割と未知な曲に憧れるし、みんなが聞いたことがある曲っていうのもな~。。って思っちゃいます。
ショパンやベートーベンでも、名前が付いているものより、そんなに有名じゃない曲が好きです。
ショパンのワルツは5番ポロネーズは4番
エチュードはop25-12
ベートーベンのソナタは24番が好きです。
全部弾きたいほど好きなのはバッハの平均律だったりします・・・(笑)
でもみんなの弾きたい曲の希望を叶えるためにも、ちゃんと月光とかきちんと弾いとくよ・・・・(>o<)
そういえば昔、美枝先生が発表会で歌った「さくら横丁」という曲がありました。
素敵な曲で、恐れ多くも
「いつか歌えるようになってみたいな」
なんて思いました。
でも、大学4年生になってみたら、さくら横丁は、試験や発表会ですごくよく歌われる曲で、まわりにも歌っている人や試験曲にしている人が何人もいて、なんだか歌いたい欲がどんどんなくなってしまいました
好きな曲なのは確かだけど・・・
今日、聡君がレッスンに来た時 「ホッ」としました
先週、鼻にしていた「ギブス」・・それがとれていたからです。
部活(サッカー)の練習試合中に、相手のチーム選手の頭と激突し、鼻の骨を骨折したのです
今日の午前中、片付けものをしていた私は、ガラスのかけらで左足を切りました。床にポタッ、ポタッと赤黒い「血」が落ちました
その時、先週聡君から聞いた話が頭を過りました。
「血がいっぱい出て自分でも驚いた」と。
どんなに驚いた事だろう
どんなに痛かった事だろう
今日レッスンにやって来た聡君にギブスは無く
いつもの美男子聡君でした
良かったぁ~
楽譜って、お店に行けば沢山あります。
でも、先生に注意されたりして、何度も使い込んだ楽譜は、売ってません。
本棚にある私の楽譜は、私にとって世界にたった一冊の私だけの大切な楽譜。
これからも大切にしよう
それから・・・
子供の頃に、弾けないのにどうしても欲しくて買った楽譜。
これからも、ずっと大切にしようと思う
趣味のことだけじゃなくて、ピアノのことも書いてみよう
テンポのゆっくりな、どちらかというと地味な曲がスキです
テンポのゆっくりな分、弾きながら和音の変化を感じたり、転調のきっかけが分かったり、いろんな声部を聞き分けながら弾く余裕があります
テンポの速い曲は、そこまで耳が付いていかないうちに、どんどん先に進んでしまう感があまり好きではありません・・・
でも、これはあくまでも練習のときの話なので、本番では頭で考えたり、じっくり音なんて聴いていると、返って頭が真っ白になって失敗することがあるので、テンポの速い曲を指に任せて弾く方がリスクは少ないかもです
私的に・・
ゆっくりな曲の方が難しいっ(><)
・・・と個人的には思ってます。
ま、速い曲は速い曲でそんなにテクニックはないんだけど
・・・とまぁこんなことを言いつつも、毎年発表会では随分華やかな曲を弾かせてもらってますが、発表会で演奏している曲は、好きな曲というよりは、
「弾けるようになっておきたいな」
とか、
「ほどよく華やかで演奏会向きだな」
という感じで選曲しているので、すごく好きな曲ってわけではないかもしれません。
ちなみに好きな曲
ソナチネの2楽章(ラヴェル)
カナリ好き
ベルガマスク組曲(ドビュッシー)
特にプレリュードとパスピエがスキです
ピアノのためにのサラバンド(ドビュッシー)
幻想小曲集の「夕べに」(シューマン)
フォーレのアンプロンプも、弾いたことはないけれど割と好きです
練習に疲れたら、のんびりうっとり弾いてたい曲たちです
でも実は一番弾いていて好きなのはバッハです
そのうち今度はバッハのことでも書いてみよう


先日のレッスンでも、生徒達が『のだめ』の話題を

音大卒業の作者ではないのによく調べて描いているなぁ、と感心させられる『のだめカンタービレ』
その中でも私が強く感心したシーンは、のだめがステージで演奏し、弾き終わって立ち上がり歩こうとして「フラ~」と身体が傾くシーン

そうなんですよ、これは経験のある者のみが知る「フラ~」

学生の時の私の写真に、このシーンと同じように30度程身体が傾いている姿があります


ステージでは「弾く事」にあまりに必死で、弾き終わった時に頭が「真っ白」になる事が多いのです。
(弾き終えた・・ふぅぅ~)
(あれ?次、何するんだっけ?)
(そうだ、おじぎ・・おじぎしなくちゃ)
そう思って立ち上がる、おじぎをする場所まで歩こうとする。
その時に「フラ~」と身体が傾きバランスが崩れるのです。
指と耳に全神経を使い、あの大きなピアノと格闘し続けるからなのか、演奏を終え立ち上がったその一瞬だけ「重力」を感じられない・・・そんな感じなのです






発表会の一週間前に、鏡張りのリハーサル室で各自の演奏と共に、一人ずつ「おじぎ」と「歩く」練習をさせていますが、実はこの練習、演奏直後に「歩く」という意識を身に付ける為に、とても大切な事だと思っています


生徒のみんなには、演奏直後の真っ白になってしまった状態で、しっかり立って歩いて欲しいと願っています。
のだめや若い日の私のように「フラ~」となる事無く

